俺のロシア体験記

ロシア大好き天パブロガー

これでもう迷わない。トライリンガルが教える言語習得の3つのコツ 

 

トライリンガル女子大生

 3か国語が流暢に話せる。そんなことができたらまるで夢のようだ。でも、それができる女の子がなんと大学にいた。彼女はAさん。大学4年生だ。彼女は中国から来ているのだが、日本語はもちろんのこと英語のレベルもかなり高い。だが、英語圏への留学経験はない。そんなトライリンガルな彼女に今回は言語学習のコツを聞いてみた。意識面、学習面、発音面の3つの面から紹介する。

 

【目次】

 

 

彼女の実力

 

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    By Jack Wu's Photos 吳泊峻     クリエイティブ・コモンズ   表示 - 継承

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まず、彼女の言語力だがかなり高い。これだけではわからないと思うので例をいくつか紹介する。まず、彼女の話す日本語には訛りがない。特に、イントネーションが日本人と全く一緒だ。普通、外国語を話すときにはどうしても母国語のアクセントが出てしまう。他の中国人が話す日本語を聞いたことがあるがすぐに外国人ということがわかる。しかし、彼女にはそれがない。正直僕も最初あったときは日本人だと思ったくらいである。

次に英語だが、彼女は日本に来る前から得意であった。TOEICでいうと700点は優に超えていた。さらに、驚いたのが彼女はそこから一年間日本にいたのにも関わらず、TOEICの点数が900点を超えたことだ。これはコツを知っていると思って間違いないだろう。

 

しかし、いざ聞いてみると感覚の面が強いらしい。例を挙げよう。例えば野球選手には2通りの人間がいる。論理的にこの角度で振りかぶって、ボールがここまで来たらスイングをして、振り切ったら…というように説明できる人。そして、もう一人がバットはギュット振りかぶって、ボールがビュンときたら、カーンと打てばいいと、感覚、本能でプレイする人だ。彼女は後者だろう。

 

だが、詳しく聞いてみると彼女流のコツが見えてきた。それではそのコツを3つの面に分けて説明する。

 

 1.意識面 言語によって話し方を変える

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まず、彼女が言っていたのは言語によって話し方、そして、雰囲気を変えるということだ。これはどういうことか例をあげよう。こんな経験はないだろうか?例えば外国人が日本語を話しているとして・・・

 

わたしはにほんごをべんきょうしています

 

 

ーシㇵニーンゴヲベンキョーシテイース

 

 

 

 

※太字はアクセントの強い部分

小文字はアクセントの弱い部分を表している

 

この二人の日本語どちらがききやすいだろうか??

一人目の人は母語のアクセントも強くなく、日本語らしいイントネーションで話せている。

二人目の人は母語のアクセントが強く、母語の訛りがひどく、母語のイントネーションのまま話している。

どちらも文法的には正しい。だが一人目の方が圧倒的に聞きやすい。

つまり一人目の方が日本語のイントネーションで日本語っぽく話せているのだ。

このぽさというのが非常に大事だ。言語によって話し方は違う。中国語には中国語の、英語には英語の、日本語には日本語の話し方、イントネーションがある。これを意識するかしないかでその後のその学んでいる言語の話し方は全く変わってくるのだ。彼女が言いたかったのはこの言語ごとに現れる言語っぽさを大事にして話すことだ。もし英語を学ぶなら英語のイントネーションで話すのを心がけること。これを意識するだけでも聞こえ方はだいぶ変わる。

 

2.学習面 心が揺さぶられるものを教材にする

 

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ここでは単語編と文法編に分けて説明する。

まず、単語だが彼女に単語帳は使うかどうか聞いてみた。すると、使わないという。理由としては単語帳をつかってもすぐに忘れてしまうからだという。

では、何を使うのか。彼女曰くドラマや本がおすすめとのこと。

印象に残る、心が揺さぶられるようなものを言語学習のツールにするといいらしい。頭で記憶するのではなく、心で記憶する感じだ。確かに、高校の教科書でやった文章はすぐ忘れてしまったが、有名な映画のセリフとかはいつまでも覚えていたりする。これは、教科書は頭で記憶したのに対して、映画は心で記憶したからだ。言葉はそうした方がすぐ覚えるし忘れにくい。

 次に文法面だがそこまで細かくは意識していないらしい。大事なのはとにかく話すこと。アウトプットすること。そして、話していると自分でもどこで間違ったのか気づく。あ、この言い方はたぶん違うな・・・という具合だ。そう感じたら、文法を再確認するのである。つまり、アウトプットが先で、ミスに気づいたらインプットをして修正を図るという感じだ。日本だとついついインプット重視になってしまうが、彼女のやり方の方が効率が良い。

3.発音面 母語話者の口の形を真似る

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最後に発音面に関してだが、きれいに発音するにはどうしたらいいのかと悩んでいる人も多いのではないだろうか。

発音がきれいになるとは簡単にいえば、母語話者と同じような口の動かし方、舌の動かし方ができるということだ。これはある通訳の人が言っていたことだが、日本語は口をあまり動かさなくても喋れる言語だとのこと。一方外国語だとそうはいかない。特に英語は口と舌を良く動かさないとうまく発音できない。RやLの発音の違いやTHなどいろいろ意識する必要がある。

ではどうやったらそのような発音ができるようになるか。それは自分が学びたい言語を話している人、つまり母語話者の口の形に注目し、ひたすら真似てみることだ。はじめのうちはわからないかもしれないがだんだん、あ、この発音はこうやって動かしているのかとわかってくる。

外国人の知り合いがいないという人はYou Tubeで学ぶのをおすすめする。発音の仕方がよくわからない!という人は検索すれば初心者用に分かりやすく発音について説明した動画があるので見てほしい。基本的な発音はわかるよーという人には海外ドラマがお勧めだ。今ではamazon primeなどドラマや映画をたくさん見られるサービスがある。こちらはネイティブが自然なスピードで話しているので、ぜひそれを見ながら真似てほしい。話している人の口を見ながらその動きを真似てみるのだ。それを繰り返しているうちに発音がきれいになってくるのである。

 

 まとめ

言語学習のコツは

1.意識面 言語によって話し方を変える

2.学習面 心が揺さぶられるものを教材にする

3.発音面 母語話者の口の形を真似る

 

である。言語ごとの特徴、雰囲気を大切にしながら、心が動く教材(自分が好きなものとかが望ましい)をえらび、母語話者の話し方のまねをするという具合だ。

とにかくまねをしてみるのが大事らしい。まねをしているうちにその言語の話し方を習得していくのである。楽しみながら一歩ずつ学ぶのがポイントだ。

 

そして、そんな彼女だが、このトライリンガルの能力を今後どう生かしていくか模索中のようだ。

トライリンガルやバイリンガルの方でこんな仕事があるよとか

こんな生かし方があるよという方がいたら、コメント欄にぜひ書いていただきたい。

よろしくお願いします。    

最後にこの記事を読んでくれた人が言語学習にさらに取り組むきっかけになってくれたら嬉しいです。

       ミーシャ