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世界で初めて宇宙から帰還した2匹の犬の話 

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https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Dogs_and_stars.PNG

今回は宇宙の話

「地球は青かった。」で知られる世界で初めて有人飛行に成功したソ連のガガーリン。このとき世界中の人が宇宙に目を向けたことでしょう。そこから人類の宇宙開発はさらなる熾烈を極めました。彼が初めて宇宙から地球を眺めた日、それは人類にとって歴史的な日となりました。しかし、その8か月前に2匹の犬が先に宇宙に行っていたことはご存知でしょうか。今回はそんな世界で初めて宇宙から帰還した2匹の犬について紹介します。

 

【目次】 

 

 

 

宇宙へのあこがれ

 昔から人々は宇宙にあこがれを抱いてきました。そして、19世紀になるとSF作家のジュール・ヴェルクの小説「砲弾宇宙旅行」のように人類が宇宙に行けるのではないかという希望が高まっていきました。やがて、各国でロケット開発が進んでいきました。1942年にはドイツがV2ロケット開発。戦後はドイツのロケット技術は戦勝国に引き継がれました。その後、冷戦の影響で米ソによるロケット開発が盛んになりました。1957年には世界で初となる人工衛星スプートニク1号、翌月にはスプートニク2号の打ち上げに成功したのです。

 

次は有人飛行へ

 

人工衛星が宇宙に打ちあがった次はいよいよ人間を宇宙空間へ飛ばす有人飛行が検討されました。しかし、有人飛行は人を実際に乗せるので安全性の研究が行われ、何度も実験が行われました。特に、1950年代から60年代にかけて、いろんな動物を使った実験が何度も行われました。そこである日選ばれたのが2匹の犬ベルカとストレルカでした。

 

選ばれた2匹の犬

 

なぜ犬が選ばれたのか。理由としてはいくつかありますが、犬は昔から人間との絆が強いことがあげられます。また、動けない空間でも適応できます。そして、飼い犬よりストレスに耐えられるという点から野良犬が選ばれました。ちなみにこの2匹はモスクワで暮らしていた野良犬だったそうです。

 

 

 無事に成功

 

さまざまなトレーニングを受けたのち、いよいよ1960年8月19日にスプートニク5号にのって宇宙で1日を過ごしました。そして、2匹は地球軌道を周回して無事に帰還した世界で初めての生物となりました。帰還した後は記者会見が行われ、2匹の犬は世界中から注目されるのでした。

 

まとめ

というわけで世界で初めて宇宙から帰還した2匹の犬の話でした。どうでしたか。人類より先に犬が宇宙に旅立っていたというのは知らなったのではないでしょうか。また、残念ながらこうした実験のために犠牲になった生物もいます。今回はあえてそのことには触れませんが、人類の進歩には人間だけでなく犬などの身近な動物も関わっていたという事実があったということを伝えたかったので書きました。ぜひ、夜空を見たときは2匹の犬のことを思い出してみてくださいね。